安曇野はこの時期になっても雪が降ることがあります。
今年は、比較的暖かかったので、もう雪は降らないと思っていましたが、なんと20㎝~25㎝の積雪。
この時期の重たい雪は、いちごのビニールハウスも心配です。
重たい雪がたくさん降ると、つぶれてしまうこともあります。
また、重たい雪をビニールハウスに乗せたままにすると、そのまま凍ってさらに重たくなることもあります。
今日は、NAT'sの《雪対策》を紹介したいと思います。
安曇野の雪対策には、農家さんごとに工夫されていることもたくさんありますが、NAT'sでは、その先人の農家さんたちからお知恵を拝借して、いくつかの対策を行っています。
ビニールハウスが雪の重みでつぶれることには、大きく2つのパターンがあるとのこと。
①屋根の上の雪でつぶれる、②ハウスの横に積もった雪でつぶれる、の2つです。
対策は簡単。①屋根の上の雪は、落としてあげること、②ハウス横の雪は逃げ道を作ること、です。
NAT'sのビニールハウスは設備のコストやメンテナンスを考慮して、すべてが単棟です。
屋根の角度が一般的なハウスより+5度傾斜してます。そこに「空動扇」を取り付けることで、雪が割れて落ちやすくしています。雪が落ちやすくするために、肩換気はありません。
雪が落ちてしまう間は、ハウスの中に張ったワイヤーで、ハウスが屋根の根元のところで広がってパイプが折れないようにしています。

落ちた雪がハウスの横に溜まりますので、雪がハウスの側面をすべて覆わないように、ハウスとハウスの間を2m間隔で空けています。

大きくは4つの対策で雪を乗り切る!そんな気持ちですが、やはり賛否両論はあります。
それぞれの農家さんがいろんな工夫をしているは、過去に苦労された経験があってのこと。
そんな農家さんたちからたくさんのアドバイスをいただけるのは、ホントにありがたいです♪